にゃん太郎とアマチュア無線

メインクーンのにゃん太郎と趣味のアマチュア無線と電子工作の記録です。

アンテナアナライザ

NANOVNA ST-LINK V2で復旧

anovna いろいろ新しいファームが出てきて、いろいろ試してみたら、前回書き換えに失敗してまったくUSB認識しなくなりました。電源をいれると画面は真っ白でDFUに入ってる画面みたいです。完全にbrick状態ですね。こうなるとUSBも認識しないので何もできません。
ということでやっとST-LINK V2がAmazon経由中国から到着しました。11月17日に注文して12月6日です。まあこんなもんですが、値段がなんと660円から380円になってました。

UsWAtAfj (1)

最初どうしてもSTM32 ST-LINK UtilityからCan not connect to target! でNANOVNAが認識されずずいぶん悩みました。
Tp8dk5gD

いろいろ情報をさがすと、ピンのSCLKとDIOが表示と位置が違うとかあったんですが、念のためカバーを外して表示をみると表示はあってるみたいですね。
これでもいろいろCLKの値とか変更してもダメです。
ST-LINK Utilityからはちゃんと見えているみたいで、ST-LINKのファームのUPDATEも正常にできましたが、どうしてもNanovnaを認識しません。
なおデバイスマネージャーからはユニバーサルシリアルデバイスの下にSTM32 STLINKと表示されていればOKです。これはST-LINK Utilityをインストールするとドライバも自動でいれてくれるようです。
しかしUSBの口がなんかぐらぐらしてるので、よくみるとUSB側のコネクタに半田のクラックを1か所発見。到着したときUSBのコネクタカバーがえらく硬くて外れなかったので、無理に外した時にクラックを発生させたのかもしれません。それを半田付けしなおすと、一発で認識しました。正常に認識するとこの画面になります。
ST

これでopen fileでNanovnaのファームを読み込みます。binでもhexファイルどちらでもokでした。書き込みは右上の左から3番めのprogram verifyを押すと書き込めます。
なおvccの3vですが、接続するとSt-Link側からNanovnaに供給されためNanovna側は電源OFF状態で書き込めました。なお targetの設定です。
st


これで無事Nanovnaのファームウェア書き換えに成功しました。ファーム書き換え失敗で、USBがまったく見えない状態でも復旧できることがわかりました。660円は正解ですね。今は380円ですが、、、
新しいファームがどんどん出てきていろいろ試したい人には保険で購入しといたほうがいいかも、(笑)

NanoVNA その4 壊れた?

ついにAmazonで2台目をポチりました。中国からの配送で2週間後届いたのですが、箱がぐちゃぐちゃでいやな予感。開けてみるとなんと液晶が割れていて使い物になりません。

IMG_20191015_084709


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さっそく販売業者にその写真を撮り、連絡するとすぐに代わりの商品を送ってくれました。今度は1週間で届きました。不良品の返送はしなくてよかったみたいで、2台になりました。幸いいい業者さんにあたったみたいです。まあAmazonなんで返品保証はばっちりなんですが、、
液晶は2.8のILI9341 spiインターフェイスのタッチパネル付きなのでaliexpresで600円ちょいぐらいです。これを購入して交換してみました。どうせなら3.2インチにしてもよかったんですが、やはり大きすぎてケースに収まりきらないようなんで2.8にしました。フイルムケ-ブルの半田付けは初めてなんでちょっと心配でしたが、なんとか交換できました。取り外しはヒートガンがないと無理ですね。下のランドがはがれてしまいそうです。これでつごう3台になってしまった。

いろいろやってますが、突然電源を入れると最初のメニューが表示され、それから進まなくなることがあります。おまけにUSBから不明なデバイス記述子とかで認識しない。てっきり壊れたかと思い焦りましたが、ショートでDFUモードに入りファームを入れなおすと直りました。なにしろUSBから認識しないのでなにもできないと思いましたが、USBの制御はRS232CのFTDI(昔の人間)ではなく、もすべてファームから制御されているので、DFUモードで認識すればなんとかなるようです。

しかし最近0.5.0のファーム更新で事件がおきました。いつものようにDFUfilemanageragerでhexファイルをDFUに変換してDfuSeDemoで書き換えたのですが、実行中のバー表示が一瞬赤表示になりました。その時にもう一度実行すればよかったのですが、そのまま電源OFF/ONすると画面が真っ白でおまけにUSBも認識しません。ショートでDFUモードにしてもUSBがまったく認識しなくなりました。こうなるともうお手上げです。困った。
JTAGの端子があるようなんで、そこにST-Linkを使ってそこからなんとか書き換えできないだろうか? ということでST-LinkV2をAmazonで注文してしまいました。まあ660円だしいいか。もっともUSBが完全に死んでいるようなので、できるかどうか不明です。届いたら試してみます。安いのを頼んだから中国からなんで2週間はかかるけど、、
しかしいろんなファームが出てきてわかかめの状態になっているみたいです。私のお気に入りはフォント大きめで2CHしか解析できないけど、hugen79版のNanoVNA-H_AAです。

起動して最初はRECALL 0の内容を持ってくるようですが、本当の最初の内容がよくわからないです。キャリブレーションしてSAVEすると、その時の内容を持ってきてしまうので、うっかり違う画面でSAVEしてしまうと、最初どうだったのかわからなくなります。RESETしても戻らないし、、、、

それからメニュー左に表示されている、DRSTXとかの表示の意味ががよくわかないです。また表示されていないのを表示させる方法は、、、

まあ私の技能ではせいぜいSWRとリアクタンスを見るくらいですけどね。(笑)

12/6 追記 ST-LINKV2でファーム書き込み成功して復旧しました。

NanoVNA その3 お気に入りのファームウェア

最近ちょっとしたフィーバのNanoVNA ですが、どんどん新しいファームウェアが更新されてたくさんありすぎてわかわかめの状態になっているみたいです。
詳細なマニュアルを見ればわかるのですが、ファームウェアは大きく分けて2つあり本家のttrftech 版ファームウェアhugen79 版ファームウェアです。いずれも最新バージョンでは同軸長さを測定できたり、DFUモードに画面で入れるようになったりしています。
なおはまりどころとしては、ファームをupdateするにはdfuモードにする必要がありますが、最初にwindows10でドライバを入れる場合、zadig-2.7でドライバをwinusbに更新する必要がありますが、更新した直後だと、デバイスマネージャで見た場合、ST32 BOOTLOADERになっていてdfuのドライバが入ってません。この場合はSTSW_STM32080_V3.0.6をインストールした場合、C:\Program Files (x86)\STMicroelectronics\Softwareにドライバが入っていますので、ここを指定してドライバを更新すると、dfuのドライバが入ります。これを入れないとdefusbdemoでnanovnaのシリアルポートを見つけてくれません。
このうち私のお気に入りはhugen79 版ファームウェアのNanoVNA-H__900_aa_20191003.dfuです。これはフォントが大きいので見やすいです。前のバージョンではファームの容量が大きかったのですが、このバージョンではほぼ同じです。表示されるのを2CHに制限して容量を少なくしてるようです。単にSWRとかスミスチャートを見るだけなら断然こちらのほうが見やすいです。

IMG_20191005_124621


今後さらに5Gまで対応のV2.0のプロジェクト発表されたようですので楽しみです。もし購入予定があるならもうちょっっとまってからV2.0を購入したほうがいいかもしれません。

またついにcho45氏がスマホ向けのwebcliantを開発されたようです。ちょっとusb-cコネクタの変換がっ必要ですが、こちらのほうがPCで見るのと同じで画面を操作するより、はるかに操作性がいいのでお勧めです。

Screenshot_2019-10-05-21-06-40-789_net.lowreal.nanovnawebapp

NanoVNA その2 最新ファームウェアの作成について

最新のfirmawareについてはオリジナルの作者であるTT_北海道さんのgithubでサポートされています。
buildに関してはubuntuでできますが、こちらが参考になります。
armのツリーを解凍するために
sudo tar xfj -C /usr/local gcc-arm-none-eabi-8-2018-q4-major-linux.tar.bz
と書かれているんですが、どうも構文がおかしい。やはり
sudo tar xfj gcc-arm-none-eabi-8-2018-q4-major-linux.tar.bz2 -C /usr/local
これが正解だと思います。
githubにssh登録とかややこしいのですが、このとおりやればbuildできます。buildに成功するとbuldの下にch.hexというのができます。これがファーム用バイナリですので、dfu file managerで書き込み用dfuフォーマットに変更してそれを書き込みます。
最新版のファームを入れてみると下記の画像のようになりました。最新リリースは0.1.1 になっています。電池アイコンの追加とかconfigからdfuモードに入れるようになったとかfirmwareのバージョン表示とかいろいろ機能が追加されたみたいです。実用になるかどうか不明ですが、周波数が1.5Ghzまで拡張されたようです。

IMG_20190925_194841

電池アイコンの表示にはD2のダイオード追加が必要みたいですが、私が購入した白の場合、電池のコネクタが邪魔してD2ランドが見えないです。なんとかコネクタを上に動かしてダイオードをつけてみました。ほかの黒とかのPCBを見てみると電池が直付けになってるみたいだけど、、、ひよっとして白が高級 でもシールドはないけど (笑)

それから詳細な説明書が公開されたようです。参考になります。

IMG_20190919_091926

それからPC用ソフトNanoVNA-serverの画面です。
nanovnaserver

こちらのほうが
同軸ケーブルの長さも表示されるし、情報量が多くて使いやすいです。新ファーム用の1.5Gまで測定できます。NanoVNA.exe1.3は900mまでです。前のNanoVNA-serverはPyhtonのインストールとかGitのインストールとかで敷居が高かったんですが、Windows用のバイナリも用意されるようになって簡単に起動できるようになりました。こちらのほうがいいです。最初いくらやってもdos窓が開くだけで起動しないので、少しはまりましたが、Pyhtonバイナリの実行なんで、ウィルスソフトで実行がブロックされていました。(笑)

しかしわずか5年くらい前べクトルアナライザというと、安いものでもうん十万、ましてプロ用になると百万単位でしたね。とてもアマチュアの手がでるものじゃなかった。それがわずか5000円たらずでできるというのはすごい時代になったものです。アンテナアナライザの革命になりそうですね。

NanoVNA firmware update

久しぶりのアナライザネタです。思えは最初のアナライザを5年前にShark mini60を購入してから安価なアナライザに興味を持ちK6BEZの自作にチャレンジしたりしました。もう5年前にもなるんですね。ちょっと遅ればせながら、いま話題のNano VNAを購入しました。
ebayで5千円ちょいでした。いろいろタイプがあるみたいで、もっと安いのもあるみたいです。  
最近ではAmazonでも同じくらいの値段で買えるようです。
本体は基本的には全部同じですが、タイプは下記のようにいろいろあります。

1、色が白と黒 さらに白にはヤモリ?のマーク付き(今回私が購入したもの)
2、IF部にシ-ルドがあるものとないもの
3、
calibration kit付属のもの あり 無し、さらに30㎝の同軸ケーブルが付属 あり 無し
4、リチウム電池内蔵か非内蔵
そしてややこしいことに上記のものは値段では、判断できないくらいろいろ販売されています。いろいろ説明には、明記されてないことが多いので、返品の利くAmazonあたりで購入するのがベストみたいですね。

私が購入したのはコストダウン型の白のやつで電池内蔵、calibration kit付属で開けてみるとシールドはありませんでした。画面で操作するなら液晶が小さいのでタッチペンを使ったほうがいいです。操作に関してはちょっと慣れが必要で画面だけで操作するのは、結構慣れが必要です。またScan範囲等の周波数設定が面倒です。
PCにusb経由で接続してPC画面でソフトを立ち上げて操作するのが正解だと思われます。このソフトに関しては、2種類あります。Windows10 x64環境でUSBドライバは、全部自動で入るので刺すだけで認識して使えます。

IMG_20190918_094622
上に緑のテープがあります。液晶保護フィルムのはがし用ですが、なぜかネジをとってカバーを取らないとはがせない。当たり前ですが、はがすと液晶がえらいきれいになります。これははがした後でフォントが少し大きいファームを入れてあります。

IMG_20190913_231313

付属品 キャリブレションコネクタは銀色が50オームの抵抗内蔵 他はショートとオープンのコネクタです。写真には写ってませんがメス オスの変換コネクタもついています。
これは後述しますが、ファームをバージョンアップしたら更正をしないと値がものすごく不正確になります。ですから一緒に購入したほうがいいと思います。
なんとこれで2chで900MhzまでのSWRやインピーダンス 定在波はもちろん同軸の長さまで測定できるようです。特にHF帯で同軸のインピーダンスを測定して、長さをそろえるために面倒なディップメータなんか必要なくなります。いやはやすごい時代になったようです。ほかの高価なアナライザが必要なくなりますね。RigexpartとかMFJなんかこれから売れるのだろうかと心配になります。
開発元はTT@北海道さんみたいですね。以前にSDR用にHFCONVキットを購入させていただきました。
かなり詳細な説明書も公開されています。
しかしこれをコピーして、この値段で販売するとはおそるべし中華パワー。でもってコピーした開発元のgithubで白はbad cloneとかしているし、、、競争は激しいようです。(笑)
PCソフトNanoVNA.exeのバージョンは1.03です。下記のリンクの中のzipのNanoVNASharp.zipをこれを解凍すると出てきます。1.03では一番下でFwのバージョンを表示できるようになっているようです。これも機能てんこ盛りです。おまけにSCANは一瞬で終わります。

NANOVNA

さて購入したのはファームがMar03でで結構古かったので更新することにしましたが、ちょっとはまったのでその覚え書きもかねて、、、
NANOVNAのファームの最新版は説明書に書かれていますが、結構いろんなバージョンがあります。オリジナルはここにありますが、前に書いてあるようにDFU版は用意されていないので、HEXからDFUに変換する必要があります。

ファームアップグレード手順
ここからまずツールをダウンロードします。hugen版のダウンロード先ですがここに
STSW_STM32080_V3.0.6.zipがありますが、これがツールです.。STWのツールは本家でダウンロードできるのですが、ユーザ登録しなければならないとかいろいろ面倒なので、このDfuSeDemoを使います。中に2つのツールがありますが、拡張子が .dfuになっているファームならばそのままDfuSeDemoでupgradeできます。もう一つのdfu file managerはhex またはbin形式のファームをdfuに変換するためのツールです。オリジナルのファームはdfu形式で提供されていないため、このツールでいったんdfuに変換する必要があります。
しかしなにかの具合で失敗することがあります。私は2回経験しました。失敗するとusb認識もしなくなり、brick状態になります。これを復旧するのはST-LINK2で直接バイナリを書き込む方法しかありません。

白の電池内蔵のはdfuモードに入るのにbootpのランドがない。これはただ単に電池のコネクタが邪魔して表示が見えてないだけでした。横から見えるP1のランドをピンセットでショートして電源オンで無事dfuモードに入れました。(画面は白表示)


これで上記からダウンロードしたNanoVNA资料-20190808T222607Z-001.zipというのを解凍するとfirmwareというフォルダがあります。ファームは下記の5種類があります。
ファームアップ手順は3種類ぐらいありますが、WONDOWSでやるのでしたら、
DfuSeDemoが一番楽でいいです。ただしファームがDFU形式で提供されていない場合は、DfuSeDemoで同時にインストールされるDFU file managerでファームをDFUに変換する必要があります。ここに詳しく解説されていす。

nanoVNA_300_ch_20190802.dfu
nanoVNA_800_aa_20190802.dfu
nanoVNA_800_ch_20190802.dfu
nanoVNA_900_aa_20190802.dfu
nanoVNA_900_ch_20190802.dfu

違いは容量の大きいnanoVNA_900_aa_20190802.dfuは表示されるフォントが少し大きいです。年寄りにはこちらのほうがいいです。またSTSW_STM32080_V3.0.6.zipがありさらに解凍するとDfuSe_Demo_V3.0.6_Setup.exeがでてくるのでこれをインストールします。これがファームアップグレードツールです。ドライバ類はwindows10 x64だとすべて自動で認識します。
しかしここではまりました。defseを起動してちゃんとdfuモードを認識してるんですが、chooseで新ファームを選択すると、This file doesn't have a coreeect format なんてメッセージが出てきてどうしても読み込めません。
これには結構悩みました。そういえば昔中華のキットを買って、その付属ソフトのzipを解凍したときにはまったのを思い出し、firmwareフォルダだけを別の場所にコピーするとちゃんと読み込んで成功しました。windows10 x64の場合、中国語のフォルダ名があると、(たぶんNanoVNA资料)その下のファイルがうまくloadできなくなるみたいです。おそらくフォルダ名をrenameするといけると思うんだけど、コピーでうまくいったんで試してません。

キャリブレーション方法
キャリブレーションは画面上でもできますが、PCソフト上でやったほうが簡単にできます。
1) PCソフソフトのnanovna.exeを起動してconnetctを押す。下のほうにRESUPONSEがあるのでCalibrateを押す。
2) Short (ショート用コネクタ) コネクタをCH1 に接続してShortを押す。
3)   Load(50オーム内蔵の銀色のコネクタ)をCH1 に接続してLoadを押す。
4)   Isoration CH2に50オームの抵抗を接続して
Isorationを押す。より正確にはCH1の抵抗はそのままにしておいて、CH2にもう一個50オームの抵抗を接続したほうがいいみたいです。
5)  Through CH1 と CH2を付属のケーブルでショートして
Through を押す。
6)  後にdoneを押すと終了です。するとSAVEの項目が5つでてくるのでこの結果をSaveする。

しかしこれはすごいです。この値段でこの機能だと他の何倍も高価なアナライザは全部オワコンになりそうです。
また派生でNanoVNA-Fというのが出てきたみたいです。これは液晶が4.3インチと大型化して金属製のケースにに入り、さらにバッテリーが50000mA そして50k-1GHzまで測定できるようになっているようです。ほぼ小型のスマホサイズですね。ケースに内蔵されているので、こちらのほうがより正確な値がでる? また屋外で使うのに気を使わなくていいですね。なんとこれが14000円くらいです。前に買ったmini60が同じ値段でおもちゃに見えます。これも欲しくなっちゃった。そんなにアナライザばっかり買ってどうするんだろ。

コードとか内容についてはJH1UMVさんのBLOGが参考になります。これからいろいろnanovnaのGitHubで機能追加されるみたいで楽しみです。私にはちんぷんかんぷんですが、、、
なお最新版のオリジナルのファームはTT北海道さんのgithubで公開されています。しかしここにはhexとbinしかないので、DfuSeDemoでアップグレードするには上記のDFU file managerでdfuに変換する手間があります。
しかし世の中にはTT@北海道さんといいすごいエンジニアがいるものですね。こういったプロのエンジニアさんのコードはものすごく参考になります。本当に技術者にとってはいい時代になったと痛感します。

Si5351Aその2

少し放置していたSi5351Aですが、ネットで使用例が多いライブラリsi5351.hを使ったんですが、ところがこのライブラリを使ってK6BEZのスケッチを動かすと、ArudinoNanoとかUNOだと大きすぎて書き込めません。それでしばらく放置してましたが、最近ESP8266を使うのが多く、8266はIDE1.6ででないと使えません。それで試しにIDE1.6でスケッチをコンパイルすると、Nanoに書き込みできることがわかりました。UNOとかNanoなんかの旧世代のArudinoを使うときは、安定度抜群の1.06がベストと思ってたんですが、いろいろ問題のある1.6を少し見直しました。ライブラリによっては、こんなにスケッチが小さくなるとは驚きです。

それでちょっと試してみました。家のクリエイト730V(50MHZオプション付き)の50MZのSWRを測定してみました。ほんとはちゃんとフィルターを入れないとダメなんだろうけど、とりあえずスケッチをSi5351Aに変更して、回路はそのまま出力も変更しただけです。
スケッチのDDSの部分は例文にある
si5351.set_freq(current_freq_MHz *100000000ULL, SI5351_PLL_FIXED, SI5351_CLK0);
にしました。

DSC03372

6m5351

ちなみに7Mhzです。
7M

うーん それなりにちゃんと表示できているみたいですね。SWRの値はあまり信用できませんが、、、
ちょっと出力のゲインが高いみたいで、もう少し調整が必要なみたいです。145MHZは今ちゃんとしたアンテナがないので、また用意できれば調べてみます。
本当は比較したいちゃんとしたいアナライザがほしくなります。MINI60のSWRもあまりあてにならないし、、
なお出力はK6BEZオリジナルと同じで1μのコンデンサを入れています。

K6BEZ DG7EAO アンテナアナライザにバンド選択を追加 その4

もうこれで最後にするだったんですが、ようやく格安Banggood液晶 2.4 Inch TFT LCD Shield Touch で動きました。これは前にも紹介したBanggoodで販売されている2.4 Inch TFT LCD Shield Touchです。なんと送料込みで6.49$です。前に作ったAdadruitのものと比較するとなんと1/10です。
これは表示速度もAdafruitとほとんど同じですごく早いです。ただ難点はこのShildはアナログポートのA0からA4までを使っていて、普通のUnoを使うとアナログポートは1個足らなくなることです。ではA0からA7があるNanoを使うと、せっかくのShildの意味がなくなってしまいます。
それで前回紹介した、Uno互換機を使いA6とA7を使うことによって完成させました。
タッチシールドの感度は若干鈍いようですが十分動きます。

R0010310

R0010311

ドライバは
#include <SPI.h>
#include <Wire.h>    
#include <Adafruit_GFX.h>
#include <Adafruit_TFTLCD.h>
#include <TouchScreen.h>

ピンの設定は
#define YP A3 
#define XM A2 
#define YM 9 
#define XP 8 

#define TS_MINX 150
#define TS_MINY 120
#define TS_MAXX 920
#define TS_MAXY 940
TouchScreen ts = TouchScreen(XP, YP, XM, YM, 300);
#define LCD_CS A3
#define LCD_CD A2
#define LCD_WR A1
#define LCD_RD A0

#define LCD_RESET A4

Adafruit_TFTLCD tft(LCD_CS, LCD_CD, LCD_WR, LCD_RD, LCD_RESET);
ad9850のピン設定は
const int RESET=12;
const int SDAT=10;
const int FQ_UD=11;
const int SCLK=7;
にしました。
なおAdafruitのTFTLCDに表示する特殊文字はCP437で表示されるのがわかりました。
tft.println(char(16));のようにすると表示されます。
それとオリジナルのsetup()にあるanalogReference(INTERNAL);をコメントアウトしないとタッチパネルが動作しないようです。これコメントアウトしたらアナログの入力が変化するみたいですが、今のとこ影響ないみたいです。

なおこのアナライザの部品で苦労するのは50Ωと5KΩの抵抗ですが、Bispaというところで買えます。そのほかは649Ωは680Ωでいけます。ゲルマニュームダイオードはAA143ですが、1N60では使えなくはないですが、出力が低いです。ヤクオクで売られている日立の1N34AならばAA143とほとんど変わらないです。オペアンプMCP6002はLM358Nあたりで代用できます。もともとSWRの値自体は市販のアナライザに比較してあまり正確ではないので、最低のSWRを見つける目的で使用するのがいいでしょうね。なんといっても最大の利点は安いことです。

K6BEZアナライザ用のArudinoとTFTシールド

前にBangoodで購入した安い2.4TFTシールドですが、これがかなり難物でした。以前AdafruitのTFTシールドの記事を書いたんですが、6000円近くもしていかんせん高い。しかしこのBangoodのは送料込みでタッチペンまでついて6.49$です。これ安いだけあっていろんなロットのものがあるみたいです。まず最初に購入したものは、IDが0xC505というもので満足に動くライブラリがない。やっとPP_TFTというのを見つけてなんとか動いたのですが、タッチパネルがまったく使い物にならない。最近タッチペンが付属するようになって、AdafruitのTFTLCDで動くとのレポートがありましたので、また購入してみました。これはちゃんとAdafruitのTFTLCDのライブラリで動き、またタッチパネルも正常に動作します。そしていざアナライザ用にと、、、しかし私の考慮不足で、なんとA0からA5までこのシールドは使ってます。ArudinoUNOはAtmega328PUを使っているので、アナログピンはA5までしかありません。K6BEZアナライザでは2つのアナログ入力がいるので足りません。困った。もともと、Nanoなんかに使われてるAtmega328AUではA6,A7が使えるようです。また最近の互換機で電源がMicroUSBを使っているタイプではAtmega328AUを使っているものが多いようです。
それでGoogle先生に尋ねるとSIGH様のBLOGを発見。この互換ArudinoUNOって前にBangoodで買ってなかったけ、。。ありました、A6,A7のランドがちゃんと出ています。さっそくソケットを埋め込んで
ました。使ってみました。上記のBlog通りにAurdinoIDEを設定してやると、問題なく使えました。

DSC03363


これでなんとか安いタッチスクリーンでのアナライザを作ることができそうです。バンド周波数を入れられるようにしてみました。
DSC03360

< を押すと周波数UP > を押すと周波数Downです。、、、▲▼を表示させるコードがわからないので逃げました。(笑)とりあえずスケッチ上での表示はできたんですが、、
とりあえずここまで最近ちょっと忙しくて触る暇が取れません。完成は正月休みかな、、、

DDSジェネレータ Si5351A到着

前に注文していたAdafruitのSI5351が届きました。ここに直接注文するのは初めてなんですが、なにしろ国内ではどこも販売していない。と思ったら11月15日にストロベリーリナックスで発売されていたようですね。1個900円。同じくらいですね。しかしSi5351単体と水晶のみの基板です。
それに引き換え同程度の値段Adafruitの基板では、I2Cのプルアップ抵抗、レベルシフト用のバッファアンプついている。また5Vでも使えるのでまあいいかと思っています。送料と時間は余分にかかりますが、、、
このSi5351Aの仕様は8Khzから最高160MhzまでDDSで発振できることです。Si5351の仕様では220Mhzぐらいまで出せるようです。またインターフェイスがI2Cで制御できますので楽ですね。Adafruitではライブラリも出ていますのでArudinoで制御するのは楽ですね。

注文したのが、12月7日で12月24日に届きました。U.S. Postal Service First Class Mail なんでこんなもんでしょう。一応トラッキングNoはあるんですけど、USA国内向けなのでまったく役に断ちません。送料が$9.75かかるので、ちょっと3個大人買いをしてみました。といっても1個7.95$ですが、、AD9850のモジュールと値段は同じくらいですね。
しかしかなり梱包はいい加減です。A4サイスの薄いナイロン製に封筒で届きました。

DSC03357


ととりあえずピンを植えてコネクタをつけてみました。
DSC03358

K6NEZアナライザのDDS AD9850からら楽に移行できそうです。これでちょっと前に作ったTFTのアナライザの周波数を1Mhzから145Mhz帯まで拡張できるかどうか試してみます。これがうまく動いたらAD9850は卒業です。

K6BEZ DG7EAO アンテナアナライザにバンド選択を追加 その3


すっかりArduinoのプログラミングにはまってしまい、今度はロータリエンコーダを使って周波数を設定できるようにしてみました。前にタクトスイッチで周波数を選択できるようにしたのですが、短押しで周波数+ 長押しで桁移動、とさらにスタート周波数とストップ周波数を入力するには使えなくはないんですが、操作性にかなり問題がありました。
それでロータリエンコーダを使い、周波数設定を簡単にできるようにしてみました。できればスイッチ付きのエンコーダを使えば、もっとスムーズになるかも、
エンコーダの制御にはrotary.hの割り込み制御を使わさせていただきました。その関係でロータリエンコーダのピンは2と3の固定になります。
タクトSWはアナログピンのA2に配線しました。


DSC03334

DSC03335

まずエンコーダを回すとStart周波数が設定できます。そしてタクトSWを押すとStop周波数を設定できます。
SW長押しでリセットです。

動作は下記になります。



上記の改良版です。Youtubeのリンク先にスケッチを置いてあります。





しかしDG7EAOのアラライザにこんなにはまると思わなかった。このタイプのアナラザは精度はいまいちなんですけど、とにかくArudinoのプログラミングがとても楽しいです。



K6BEZ DG7EAO TFT アンテナアナライザにバンド選択を追加 その2


前にタッチスクリーンでバンドセレクト機能を追加しましたが、まあコストの点で安い2.2TFTを使ってタクトスィッチでバンドセレクト機能を追加したののですが、これで最終形態です。TFTのライブラリはオリジナルではUcglibを使っていたのですが、AdafluitのILI9341に移植しました。

タクトSWはD2とD3に増設します。回路図はDG7EAOのサイトにあります。TFTは22 inch 2.2" SPI TFT LCD Display module 240x320です。3.3Vの液晶なんでちょっと抵抗等の配線が面倒ですが、ebayで送料込みで600円ちょいで買えるのが魅力です。

なおarudinoはnanoではなくUno互換機で作りました。
移植にあたっては上記回路図ならば、下記のスケッチで動くはずです。

#include "Adafruit_GFX.h"
#include "Adafruit_ILI9341.h"

//ILI9341 2.2 TFT 240x320 SPI Adafault driver
#define TFT_DC 6        //Wiring
#define TFT_RST 4         
#define TFT_CS 5
#define TFT_MOSI 11    //Wiring
#define TFT_MISO 13   
#define TFT_CLK 10     //Wiring

Adafruit_ILI9341 tft = Adafruit_ILI9341(TFT_CS, TFT_DC, TFT_MOSI, TFT_CLK, TFT_RST,TFT_MISO);

//Wiringと書いてあるところは実際に配線してください。他はDUMMYです。
  
今回2種類作ってみました。
まずは開始周波数と終了数は数を任意でセットできるようにしてみました。
この応用で簡単に周波数指定のDDSが作れそうです。

SW2 周波数指定 長押しで桁移動
SW3 周波数スキャン 長押しでリセット

DSC03314

そして上記をちょっと使ってみたのですが、任意で周波数のセットができるのはいいのですが、短押しで数字指定 長押しで桁移動と操作がすこし面倒です。やはり周波数指定はロータリーエンコーダを使ったほうがいいですね。あまり部品を増やしたくなかったので今回は見送りました。

それでバンド選択をすこし簡単にしてみました。こちらのほうが操作性がいいですね。
SW2 バンドスキャン 長押し リセット
SW3 バンドセレクト 押すたびに 3.5 7 10 14 21 28が選択できます。

DSC03313

DSC03312

動作は下記のようになります。


これでどうやら最終形態で落ち着きそうです。SWRの絶対値が信用できないとか、連続でScanすると波形が乱れる問題が残っていますがいものところ原因不明です。スケッチですがあまりにも汚いので公開は遠慮しておきます。どうしてもというのでしたらメールをください。

それからおまけで下記のArudinoUNO互換機をBangooで見つけました。なんとUSBがスマホと同じMicro-B端子になっています。いままでどうしてもシールドを重ねたとき、でかいUSB端子が接触して気を使っていたのですが、その心配がないです。値段も送料込み4.52$です。
いままでAitendoのびんぼうでいいのを使っていたのですが、値段もこちらのほうが安いのでこれにします。
MINIUSB端子よりMICROUSB端子のほうが耐久性もいいようなので、、

DSC03315






K6BEZアンテナアナライザにタッチスクリーンその2

いろいろ試行錯誤してタッチパネル使用のスタンドアロン型K6BEZアンテナアナライザの最終形態?を完成しました。なにしろArudinoは全くに素人なんでいろいろライブラリ関係で苦労しましたが、なんとか動きましたので公開します。
うちの3.5 7 14 21 28バンドのバーチカルアンテナ ダイヤモンドKV-5の1から30MHZのスキャン表示

DSC03280

3.5Mhzのスキャン表示
DSC03281

なお最低Swrの値は結構甘いみたいですが、アンテナ調整には十分使えるでしょう。

今回は前回と違いUcglibではなくAdafruit純正?のILI9341とAdafruit_GFX.hに移植しました。フォントはあまりきれいではないんですけど、、
各バンドはALLを選ぶと1から30Mhzまでスキャンして全体のSWRカーブを表示します。Clrはグラフ表示のクリアでScanを押すとSweepします。
残念なことは今回使ったAdafruit 2.8インチ TFTタッチシールド v2の値段が5000円ぐらいで、少し高いことです。Bangooあたりで売っている1000円以下のタッチシールドで動かないか、いま試しています。これがかなりの難物でバージョンによってドライバのICが違うみたいで、苦労しています。またA0からA5までは使っているのでDDSがDDSの制御ができないので無理かもしれませんね。

動画はこんな感じです。中華なんちゃってLCDより相当早いですね。さすがは高いだけあります。



youtubeのリンクに初心者の書いたスケッチで恥かしいのですが公開しています。
今後ですが、タッチシールドを使わずにタクトSWを使って周波数選択するようにするスケッチも書いてみます。

TFTアンテナアナライザにタッチスクリーン


タッチパネルでバンド選択をするようにしてみました。
使ったパネルはAdafruit 2.8インチ TFTタッチシールド です。


DSC03277

DSC03275


動作は下記のようになります。


タッチシールドはいろいろ探してみましたが、できるだけ安いものということで、単に以前にに購入したTFTにタッチシールドがついたものを購入してみましたが、タッチパネル用に5つもピンが必要なようです。
それでやむなく少し高いのですが Adafruit 2.8インチ TFTタッチシールド v2を使いました。これだったら3から9ピンまで自由に使えます。そして、これでしたらUgclibはそのまま使えますので、移植も楽です。
UgclibはadafuiltのAdafruit_ILI9341に比べるとすこし遅いのですが、文字のフォントがきれいです。
これでようやく一段落つきました。タッチシールドのチャタリングにえらく苦労しましたがいろいろArduinoの勉強になってなかなか楽しく遊べました。
まあコストを考えると、前に書いたタッチパネルなしのTFTを使ってSWでバンド選択できるのが一番です。

AD9850とAD9851DDSモジュール

このアナライザの原理は、DDSでアンテナに発振し、その周波数の進行波と反射波をArduinoで計算してシリアルポートに出力するというものです。原理的にはどのアナライザもおなじようなものみたいですが、いままで高い周波数が発振できるDDSが高価だったり、制御が難しくて、アンテナアナライザは結構高価でした。そしてK6BEZがこの安価な中華製DDSモジュールを使って安いアナライザを開発しました。この特徴は、部品点数が少なく、またArduinoで開発されているので、改造や移植も簡単で、特にグラフ化してPCで見られるようになり、アンテナ調整時には、連続Sweepにより、簡単に最低共振点を見つけられるようになりました。今では他にはスタンドアロンで使えるように1602タイプの液晶やDG7GAOの開発したグラフィック液晶をつけられるようにしたものがあります。

AD9850と9851ですが、チップ単体はピン互換です。チップ単体で使うよりフィルター類や水晶が実装されたモジュールで使うほうがはるかに使いやすいです。
そのモジュールですが、下記の写真のように中華製では、2種類のタイプが存在します。ピン互換のため、どちらもモジュールの乗っているチップがどちらかになっているようです。

DSC03272


モジュールの左のタイプの詳細はここにあります。右のタイプの詳細はここにあります。
右のタイプは古いタイプらしく、左のほうがシリアルのピンが一方に集められています。また右のタイプの回路図が間違っていてJ7のGNDと出力のD7に位置が上下逆になっています。
AD9850はクリスタルが125MHZになっていて9851は6逓倍モードがあるため30MHZになっています。
ピンをどちらかのモジュールで統一すると簡単に9850と9851が入れ替えできて便利ですね。

このモジュールは
W_CLK      クロック この立ち上がりのタイミングで下記のデータを更新
FQ_UD      周波数更新
SDAT(D7)    シリアル通信用での周波数データ入力 
RESET      DDSリセット
IOUT        出力ピン
の5つを使います。

AD9850はSine Frequency range: 0-40 MHz AD9851は Sine Frequency range: 0-70 MHz になっていて値段も1000円くらい高くなっています。
AD9851をArduinoで使う場合のスケッチの例はここにあります。
なおK6BEZのスケッチではサブルーチンのSetDDSFreq(double Freq_Hz)でDDSの周波数を制御しているんですが、この部分のint32_t f = Freq_Hz * 4294967295/125000000;をDDSの制御部分を単に周波数をAD9851用に180000000に書き換えただけではうまく動作しませんでした。

それで上記の例を参考にして


#define pulseHigh(pin) {digitalWrite(pin, HIGH); digitalWrite(pin, LOW); }


void tfr_byte(byte data)
{
  for (int i=0; i<8; i++, data>>=1) {
    digitalWrite(SDAT, data & 00000001);
    pulseHigh(SCLK);
  }
}


void SetDDSFreq(double freq_Hz) {
  int32_t freq = freq_Hz * 4294967296.0 / 180.0e6;
  for (int b=0; b<4; b++, freq>>=8) {
    tfr_byte(freq & 0xFF);
  }
  tfr_byte(0x001);
  pulseHigh(FQ_UD);
}

に変更したらうまく動いているようです。

DG7EAOのVNAも50Mhzに対応するようにコンパイルしました。大したことはしていないですが、、、
なおバンド選択でSweepした場合 Zoom inかZoom outを一回しないと表示されないようです。
ここにあります

DG7EAO TFT アンテナアナライザにバンド選択を追加

DG7EAOのアナライザにタクトスッチを増設してバンド選択をできるようにしてみました。この回路図どおりですが、ArduinoのみNanoではなくMicroを使っています。またダイオードを実験的に1N60に変更しています。
私 Arudinoは全くの素人なんですが、なんとかGoogle先生のおかげでできました。
もとこのアナライザはPin2とPin3にタクトSWが2つつけるようになっていて、1つは全体のSWR 1つは全体の最低SWRの周波数±1Mhzの値(詳細)を表示するようになっています。スケッチを描きかえれば任意の周波数を表示できますが、マルチバンドアンテナの調整の場合、それでは少し不便なので、タクトスイッチを1つ追加してました。

SW1 PD2 
アンテナ全体SWR表示

SW2 PD3
そのアンテナの最低SWR±1Mhzを詳細表示 または下記のバンドセレクトで表示したバンドの±1Mhzを詳細表示

SW3 PD4
 バンドセレクト 押すたびにバンドが選択されます。

DSC03273


動画はこちらです。なおこの動画は、試験的にダイオードをAA143から1N60に変更して実験を行っています。少し最低SWRが甘いようですが、手に入りにくいAA143の代わりで安価な1N60でも十分使えます。なおオペアンプはLM358 648Ω抵抗は680Ω 50Ωは100Ωの抵抗を並列に使っています。
これでしたらTFTディスプレイとAD9850以外はすべて秋月でそろうでしょう。




すばらしいスケッチを作ってくれたDG7EAO感謝です。


Very Tnx DG7EAO DK2JK and K6BEZ

k6bezアナライザににDG7AEOのLCD


ようやく注文していたLCDがEBAYから到着したので取り付けてみました。2.2 inch 2.2" SPI TFT LCD Display module 240x320 ILI9341 650円(送料込み)です。これでスタンドアロンで動作するようになります。
電池で動かせばタワーの上でも使えるようになりました。ただし電圧は少なくとも9V以上でないと安定動作しないようです。スケッチはDG7EAOのものを使いました。このままで動作しますが、SW1とSW2とスイッチを2つを追加 それと液晶用のソケットをつけて配線しました。

とりあえずPC用のVNA.EXEで表示 うーん 14Mhzを調整したいんですが、730-V1なんでどうやって調整したらいいんだろう。まあ地上高6mなんで仕方ないかな。

VNA


まず全体 SW1を押すと表示されます。SW2を押すと最低SWR周波数±1Mhzの周波数を拡大して表示します。今回ブレッドボードに組んでる関係上dk2jkのアナライザ上で設置したんですが、SWRの高いほうがやっぱり少し甘いですね。

s-DSC03258

結構きれいに表示されます。SWを増設して周波数の範囲指定できるように思ってスケッチを見たんですが、SWの判定にattachInterrupt関数を使っているため、このスケッチでは2つしか設定できないようです。(ATMEGA328ではattachInterrupt関数は2つまでしか使えない)
SW2の測定範囲の変更はスケッチのdouble SwrFreq = 14;となっているところを書き換えれば変更できます。でもいちいち書き換えるのは面倒です。そこでSWを押すと、バンド変更になるようスケッチを修正してみようかなと思ってます。
とりあえずわかりやすい7Mhzあたりを表示してみました。

s-DSC03261

しかしこの機能で液晶を入れてもEbayあたりで集めると5000円以内で作れます。一番高いものはDDSモジュールで1000円足らずです。AurdinoNanoならば500円くらい。
まあアンテナアナライザなんてあまり需要はないと思いますけど、液晶がついてこの機能であれば10,000円出しても購入しようとする人はたくさんいると思います。同じような機能のアナライザだったら30,000から50,000円くらしいはしますから。精度のほうもdk2jkタイプは若干SWRの高い時の値が低くでる傾向ではあるようですが、そもそも、SWRを厳密に測定する目的ではなく、最大の共振点を見つけるものですから、あまり関係ないと思います。またオリジナルのk6bezのものならば海外のサイトで市販のアナライザとの比較がでてましたが、ほとんど差がないようです。

さて これからですか、DDSモジュールのAD9850の上位AD9851に変更してSARK100 MINIと同様50Mhzまで拡張したいと考えています。

mini60 Sark100のPCソフトバージョンアップ

ちょっと見ない間にmini60のPC用ソフトWinPCC-Sark100 v0.8から0.9にバージョンアップされてスミスチャートがみられるようになったみたいです。

mini60v9

うちの730Vの7Mのチャートです。こんなふうにPCに見られて分析できるのはいいですね。
どうもこのソフトの作者は台湾?みたいですね.

ということでダウンドードはこちらからです。

そしてMR100のさらに安い製品をEbayで見つけました。
http://www.ebay.com/itm/Digital-LED-MR100-Shortwave-Antenna-Analyzer-Meter-Tester-For-Ham-Radio-DC-12V-/171857675959?pt=LH_DefaultDomain_0&hash=item28038406b7

これだったら送料込みで8000円ちょいで買えるみたいです。12vの外部電源が必要でBluetoothは使えないみたいですが、正確かどうかは別にして、これで上記のアンテナの情報が得られるとすれば大したものです。

なおオリジナルのsark100作者のEA4FRBののアーカイブはこちらです。

K6BEZ SARK100 アンテナアナライザ比較


最近Aurdinoにはまってまして、K6BEZのアンテナアナライザ を作りました。この中華AD9850のDDSを使ったantenna-analyserはいろいろ派生のものがあって今回2つ同時に作りました。AD9850は最近Amazonでも売ってますが、業者さんによってずいぶん値段が違いますね。私はEBAYで500円ほどで入手しました。
このアンテナアナライザの難点はパーツが集めにくいことです。パーツ単品は安いので少し多めに買ってみて2つ作って比較してみようというわけです。
注意するところはDDSのAD9850の接続がアナライザによってばらばらでスケッチをそれに合わせて書き換える必要があるところです。具体的にはAD9850からの接続の

const int SCLK  =12;
const int FQ_UD =11;
const int SDAT  =10;
const int RESET =9;
この部分を自分のArduinoの配線に合わせます。

パーツで特にゲルマニュウムダイオードAA143 こればっかりはEBAYで購入しました。5本で509円で送料込みです。なんとギリシャの電気店みたいですが、この業者さんはすごく早くて国際郵便で10日ほどで届きました。普通の中国の業者より早い。あと648Ωの抵抗はどうしても手に入らず、やむなく649Ωで妥協しました。オペンプのMCP6002や5KΩ 50Ωの抵抗なんかはDEGIKEY.JPで送料込みで2000円足らずで買えました。ここは日本語が使えるので安心です。なんと4回に分けてわざわざ佐川さんが持ってきてくれました。5KΩの抵抗が一番遅くて10日ほどかかりました。 また50Ωの抵抗ですが、1/2W型であれば、いつもお世話になっている高松市の電化センターにあるようです。このお店は結構古いお店で、昔の珍しい部品が結構残っていたりします。webでは出ていないので問い合わせてみてください。私が20個ほど買い占めたので在庫はすくないかも、、(笑)

まずはKN5UTEのアナライザ なぜこれかというとこの解析ソフトがすばらしいです。この解析ソフトはprocessingを使っていてAurdinoのIDE系統ですので、環境作りがわりと厄介ですが、中心周波数やスキャン幅の変更など、マウスでドラッグするだけでできます。
これはK6BEZのオリジナル回路の部品で、648Ωの抵抗だけ649Ωに変更しています。またArudinoは本来はMicroを使っているようなんですが、高いのでUNO互換のAitendoの貧乏でいいの を使いました。これだと500円+部品250円+Atmega328 230円でそろいます。まあAmazonあたりで互換機のほうが同じくらいの値段で手に入るのでそちらのほうがお手軽かも、、、ただしシリアルチップが中華製のCH340というチップなんでドライバーのインストールが必要です。AD9850 DDSを載せる関係で少し広めのArduino-Megaのシールドで組んでみました。


s-DSC03234

s-DSC03237

それで家のクリエイトの730V-1のアンテナを測定した結果です。地上高が5Mほどしかないんであまりよくないんですけど、、、

vrsrg

これ全バンドスキャンで5秒かかりません。下のブルーの部分はスキャンする帯域でマウスでドラッグして幅を自由に変更できます。実は このスケッチで for(int j=0; j<numports; j++) { ports.addItem(comList[j],j); } のエラーが不明で悩みましたが、PC内で仮想COMポートを立ち上げていたためと判明。これを停止すると起動して左上のUSBポートが選択できます。
7Mhz付近です。

kn5ute7



つぎはドイツのDK2JKのアナライザ しかし最近はドイツ語でもGoogleの翻訳が使えるので助かります。

s-DSC03235

これはわりと汎用部品を使っていて、オペアンプはLM358 オリジナルの抵抗は50Ωの代わりに100Ω並列接続 648Ωの代わりに680Ω を使ってあります。ゲルマニュウムダイオードAA143と5KΩの抵抗 AD9850 DDS 以外は秋月電子でそろいます。ArduinoはMicroではなくて安いNanoを使っています。これだと互換機ならばUSBシリアルコンバータを買うより安いですね。Microのほうがアナログポートが多いなど利点がありますが、注意すべきはMicroはAtmega32u2を使っていますが、NanoはAtmega328を使っています。したがってPINの配置やAurdinoIDEのマイコンボードの選択にも注意が必要です。
私実はMicroと同じかと思ってMicroで配線してしまいどうも動きがおかしく気がついて、やり直しました。

vwsw

若干こちらのほうがSWRの絶対値が甘くでています。特に真ん中の10MhzあたりSWRの値が甘いようです。特に正確なSWRが必要なら、オリジナルのk6bezに近いkn5uteの方がいいですが、アンテナの調整をする場合はあまり絶対値よりも、全体で最低のSWRを見て調整するので、その値の位置は同じなんで、まあ使えそうですね。
7Mhz付近です。

vk7

これ液晶をつけたりAndroidでBluetooth対応なんかいろいろこれから楽しめそうです。私もとりあえずグラフィックの液晶をつけてみてスタンドアロンで動かそうかなと思っています。ただオリジナルの液晶は解像度がちょっと荒いので、もう少し高解像の液晶を探して試してみます。
これのいいところは安いことです。Aurdinoは互換機ならば1000円ちょいで買えますし、全部で5000円でおつりがくると思います。

最後にSARK100 mini60です。
mini607

みるソフトの差でしょうか?時間がかかりますが、こちらのほうが見やすいですね。でもちょっと値が悪いような、、、まあ校正を一回もやってないので、わりと不正確かも、、これのいいとこは50Mhzまで測定できるのが利点です。しかしバンド全体を見るのはものすごく時間がかかり実用的ではないです。

Sark100のmini60アンテナアナライザ その3

どうしてもBluetoothが認識しないのでついに分解してしまいました。
DSC03210
sarrk100

基盤は2層になっていてこの下側の基盤にBloutoothモジュールが実装されているはずなんですが残念ながらやはり実装されていませんでした。なお基盤を取り外すのは、電源SWとMコネクタのハンダを外す必要があります。 まあもともとなしの値段だったので、今回はあきらめます。
なお専用のBluetoothオプションは表の裏の基盤取り付けに4か所ハンダするだけでわりと簡単にとりつけるみたいです。しかしどうみてもHC06Bluetoothモジュールなのに高い aitemdoで買えば750円なのに、、、
ということでHC06モジュールを注文しました。もちろん750円の方を。
しかしどうも海外のフォーラムをみているとAndroidアプリのmini60.apkにMACアドレスに制限をかけているようです。なあその辺のハックも楽しみであえて純正品?を購入しません。
なおその辺の解説は下記が写真いりでわかりやすいです。
http://www.zendamateur.com/viewtopic.php?f=26&t=11419&start=135

なおまちがいなくBluetooth入りを買うならば下記の業者の方が間違いないみたいです。
http://www.ebay.com/itm/Sark100-HF-ANT-SWR-Antenna-Analyzer-Meter-Battery-Bluetooth-Android-Software/201342723852?_trksid=p2047675.c100005.m1851&_trkparms=aid%3D222007%26algo%3DSIC.MBE%26ao%3D1%26asc%3D20131003132420%26meid%3D811ce90cb64e4b18a56d516e5e9e49f4%26pid%3D100005%26rk%3D1%26rkt%3D6%26sd%3D271635777892&rt=nc

やはり値段がすこし高いですね。しかし値段だけなら
http://www.ebay.com/itm/NEW-SARK100-ANT-SWR-Antenna-Analyzer-Meter-Tester-For-Ham-Radio-PC-Software-/171772972961?pt=LH_DefaultDomain_0&hash=item27fe778fa1
があります。なんと送料込みで10000円ちょいです。ただし、電池が実装されていないようです。まあUSBはついているので解析ソフトは使えるとは思うんですけど、、ちょっとチャレンジグかな(笑)
どうもSARK100というのはいっぱいコピー商品がでているみたいです。コピー商品でBluetooth入りはGA-60 Sark100というのが$109であるみたいですが、残念ながら今は売り切れのようです。
まあこれでしばらくは楽しめそうです。

なお前に全バンドスキャンはできないと書きましたが、ものすごく時間がかかるので実用的でないです。やはりバンド指定でSCANするのが正解みたいです。
しかし値は正確なのかな。一度ダミーロードを作ってみて較正してみます。

Sark100のmini60アンテナアナライザ その2


ということで到着しました。5月9日に注文して発送されたのが、5月18日で到着が5月29日でした。
値段は一番安いのをさがして124.44$でした。(送料無料) 円安で残念ですが15000円ちょいぐらい。

実はこの製品 Bluetooth内臓タイプと内臓していないタイプがあって、下記の内臓してるタイプを注文したんですが、値段が異常に安い。ほかにE-Bayなんかを見ているとどうしても内臓していないタイプの値段みたい。
http://www.aliexpress.com/snapshot/6656020569.html?orderId=67170844099145

どうも怪しいなとおもったんですが、あにはからんや 注文してもまったく音沙汰なし。それで1週間後キャンセルリクエストしたんですがこれもまったく応答なし。それがいきなり5月18日になって発送連絡とキャンセルがリジェクトされたとのメール 

さて下記のようにすごく小さいです。ちょうどタバコの箱と同じくらいで金属製の箱でけっこうしっかりしています。
しかし本体のみでマニュアル類 付属品などは一切なし。
リチウムイオン電池内臓で、USBでPCに接続すると充電ランプがつきますが、ほかに12v-14vの充電コネクタがあります。充電器は付属していません。充電完了するとLEDが赤からGREENにちゃんと変わります。
液晶は電源を入れると常にバックライトが点灯します。

s-DSCN1156

しかしBluetooth内臓を注文したんですが、いくらスマホでSCANしてもデバイスがみつからない。操作はSETボトンを押してPC-LINKを選んでUPボタンを押してWaiteing-linkにするのですが、PCとのusb接続は問題なくできます。 今購入したところへ問い合わせ中です。本来であればスマホでグラフがBluetoothで転送されて表示さrでるはずなんですが、、、やはりあまり怪しいところであまり安いものはちょっと、、、
AliexpressはPaypalが使えないんで、やはりこういったものを購入するのは少し高めですがEbayが安心です。しかたがないんでBluetoothオプションを購入するか考え中 どうみても単にHC-06のBuetoothモジュールみたいなんですけど、、
http://www.ebay.com/itm/Bluetooth-Module-for-Mini60-Sark100-Antenna-analyzer-Android-Phone-Software-/131341100792?pt=LH_DefaultDomain_77&hash=item1e948a26f8


PC接続しないでも単体でSCANするとSWRの最低の数値とその時の周波数およびΩを表示してくれます。
単体でも十分使えます。
とりあえずUSB接続してみました。FTDIのCOMポートドライバが自動的に入りCOM12として正常に認識しました。(Windows8.1 x64)NETで探した、WinPCC-Sark100 EN というソフトでではまったく問題なく動作が確認、できたので、さっそく家のアンテナを調べてみました。5バンドGPアンテナなんで性能は大したことないんですが、、

下記のように表示されます。
残念ながらバンド全体をSCANことはできないみたいです。左でバンドを選んでSCANします。
SWRとRとZが表示されます。

21


14m

7Mですが、ちょっと上のほうですね。
7m


スキャンは結構はやく1000kを15秒ぐらいで終了します。
なかなか素晴らしいです。値が正確であれば15000円のアナライザとしては最高ではないでしょうか?

結構うまく整合がとれているみたいです。
SETメニューは

PC-Link      PCと接続
Suspnmed Time out  休止時間の設定
step size  周波数スキャンのステップ
Calibrate  ダミーロードをつないでの較正?
Software Load Softwareのupdate?
があります。

もうすこし使いこなしてみます。


Sark100のmini60アンテナアナライザ

前からアンテナアナライザ欲しかったんだけど、いかんせん高い。
狙ってたのはリグエキスパート のAA-54 しかし結構なお値段がします。
またYouKits のアンテナアナライザ「FG-01」はどうもバッテリーに難があるようで、、、
値段もそれなりにします。

それでE-Bayを散歩してたら、Sark100のmini60 こんなものを見つけました。
精度は不明ですが、bluetoothでスマホにSWRのグラフを表示できるそうです。
仕様を見ると
  • Frequency Generation & Control:
    • 1 - 60 Mhz
    • Source impedance: 50 Ohms
    • Stability: +/- 100 ppm
    • Spectral Purity: Harmonics down >- TBD dB beyond 60 MHz
    • Step Size: User configurable increments of 100 Hz, 1 kHz, 10 kHz, and 100 kHz
  • Usable Measurement Range:
  • SWR: 1.0 to 9.99
  • Impedance: approx. 5 to 2000 ohms
  • Adjustable: 2.0 Volts pp (typ)
  • 3.7v li-on battery
  • External: 12 to 14 Volts DC, 500mA
  • RF Output:
  • Power supply: DC 12-14V

    となかなかの性能 なんと行っても値段が安い。しかもバッテリー内臓
    一番安かったのが、Paypalは使えないけど、Aliexpressで送料込みで124.44$だったので
    思わず注文してしまいました。
    これUSB接続のタイプもあってもっと安いけど、(bluetoothのモジュールも別売りであるみたい)
    どうせならと思って注文してみました。

    到着したらまたレポートします。国内ではあまり出回ってないようなので、、、
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