なんだか無性にチップ部品の半田つけがしたくなってbangoodのDIY Rotating LED Kit POV Soldering Training KitUpgraded Versionを購入してしまいました。組立はチップLedがたくさんあるので手間はかかりましたが、比較的簡単にできます。このキットの間違いやすいところは、原点検出用の発光用赤外線ダイオードと受信用のダイオードの極性が逆になっているところです。これを間違うと同期がとれず、文字の表示がでたらめになってしまいます。でたらめになる場合はまずこれを疑ってください。発光用はデジカメで見るとみられるのですが、紫色の受光ダイオードは見られません。リードの長いほうが-側です。

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これが回転して、下記の用に表示します。
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ただ表示用の設定とか書き込みに結構苦労しましたので参考までに。。。
ソフトはふつうに解凍すると中国語なのでファイル名が文字化けしてしまします。それで中国語に対応した解凍ソフト zipextractorなんかを使います。解凍ソフトはいろいろありますが、これはインストールしなくとも使えるのでお勧めです。

stc-isp-15xx-v6.70  これはCPUへの書き込みソフトです。最新版がstc-isp-15xx-v6.85pになっているのでそちらを使った方がいいです。これはPl2303とかのCOMポート用のUSBコンバータで書き込みむのですが、P30がTXDでP31がRXDになります。使用方法も全部中国語なんで苦労しましたが、下記のように設定します。

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MCU Typeは IAP15W4K61S4を選択 ボーレートは14400ぐらいで適当に。ただInput IRC freqencyだけは18.432に設定してください。これに結構はまった。そしてOpen Code Fileで書き込むHexファイルを指定します。
Download/Programで書き込みますが、まず232CコンバータのピンのVCCを外した状態で接続します。そして書き込みのボタンを押してからVCCを接続すると書き込みが始まります。全部接続状態だと書き込みが始まりません。ボーレート2400だと結構時間がかかります。

入っているHexファイルはソースコード同梱で1から7まで7種類ありますが、7が多機能の最終版で、この7のMost functional effect combinerのHexファイルを書き込んで動作確認をします。これはリモコンの番号1から4を押すと、表示するモードをいろいろ変えられます。まずは中国語が表示されますのでそれで動作確認をします。
単に文字を表示するだけだったら 2 character display programでできます。これは文字コードは下記と同じ手順で書き込めますが、241行名に if( j>768 ) の数字を文字数x16の値に変更してください。768だと48文字です。その数を指定しないと原点検出がうまくできず2週目からうまく表示できなくなります。

表示が全部中国語なのでそのソースコードをいじって好きな文字に表示するようにします。
コンパイル用のソフトはKEIL UV3 8.08 を使います。これなんかインストール後ライセンズをクラックするソフトが付属していていいんだろうか。。。
各添付のサンプルのフォルダの中の拡張子がUV2のファイルがプロジェクトファイルなので、それを直接編集します。なんかDIY篇順.Uv2とか変な名前になってますが、、その中の40行目にある OutName (DIYハモス・というのを OutName (DIY)に変更します。

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このソースはいろいろ注釈いれてくれているのだけど、残念ながら文字化けして意味不明です。なんとか苦労して読んでみるとPicture.cの中に表示データが入っています。。最初はBMPの表示みたいで、文字データは240行目あたりから入っています。Hexコードの生成はツールバーの一番下の左から2番目のアイコンをクリックするとできます。まずはこの状態でコンパイルして先ほど指定したDIY.HEXができるのを確認します。

文字の生成ですが、ZKのフォルダになかにあるPCtoLCD2002.exeを使います。これも文字化けがひどいのですが、なんとか使えます。初期設定は下記のようにします。特にコードを間違うとうまくコードが生成できません。

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これで下の窓に文字を入れて生成するとできますが、反転させないと回転部の表示が鏡表示になります。反転は左下の2番目のアイコンでできます。
これで生成したコードコピーして、上記UV2Picture.cの240行目あたりに上書きすると文字が書き込めます。


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